祇園祭は…
1年を通して多くの参拝客が訪れる八坂神社の祭礼で、
上賀茂神社と下鴨神社の葵祭・平安神宮の時代祭とともに京都三大祭の1つに数えられているほか、
大阪の天神祭・東京の神田祭とともに日本三大祭の1つにも数えられている有名なお祭り。
なお、祇園祭といえば…
山鉾巡行が注目を浴びますが…
出典:京都新聞 祇園祭特集2015
その宵山・前祭・後祭以外にも様々な行事が行われ、7月の1か月間続く大きな祭礼です。
そして…
新型コロナウイルスの影響により、
東京オリンピックをはじめとして、
あらゆるカテゴリーの様々なイベントが中止・延期されていますが…
祇園祭は今年2020年も開催されるはず!
個人的には…
「今年開催しなければいつ開催するの?」
そんな風に考えています。
なぜなら…
863年に神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)を開催
御霊会とは、
思いがけない死を迎え、
この世に思いを残す者の御霊による祟りを防ぐための鎮魂儀礼。
その当時、天変地異はすべて御霊によるものと考えられており、
流行していた疫病を終息させるため、
その発生源とみなされていた御霊をなだめるために行われたものです。
しかしながらその後も、
疫病に加え、
864年に富士山の大噴火
869年には陸奥貞観地震
などの天変地異が続き…
869年に神泉苑で再び御霊会を開催
この御霊会では、
神泉苑に当時の国の数を表す66本の鉾を立てて祇園の神を迎え、
祇園社(八坂神社)の神輿を神泉苑に送って全国の厄災除去を祈願。
この869年の御霊会が祇園祭の起源とされており、
1150年以上の歴史を誇る祭礼ですが、
その起源は、疫病・天変地異を終息させる目的で始まったお祭りなのです。
ですので、
全世界的に新型コロナウイルスの危機が広がるこの2020年は、
無観客など例年とは形態が異なるかもしれませんが、
祇園祭の起源から考えて絶対に開催されるべきお祭りだと考えています☆
2020年4月8日に八坂神社又旅社で特別神事「祇園御霊会」開催
新型コロナウイルスの早期終息を祈願して開催。
5月20日には八坂神社・6月14日には神泉苑でも実施予定。
八坂神社は疫病の退散を願う「茅の輪」を3月から設置
通常は、
6月30日「夏越の大祓式」および祇園祭最終日の7月31日「疫神社夏越祭」のみに設置される茅の輪ですが、
今年は3月から新型コロナウイルスが終息するまで継続して設置されるようです。
御朱印に興味をお持ちの方はこちらも参考まで…
前祭(さきまつり)山鉾23基の御朱印・後祭(あとまつり)山鉾10基の御朱印に加え、
休み山2基の御朱印・7月限定の八坂神社御霊会朱印・神泉苑の御霊会朱印もご紹介!
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